2014年11月27日

オーバルファセットカットロードナイト

こんにちは、
東京都自由が丘のクラフトサロン「Earthia Wisteria」の店主です。
「ホームページ」
http://www.earthia-w.com
「Facebookページもできましたので併せてご参照くださいませ」
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昨日はしとしとと雨が降り続きとても寒かったですが今日の東京は爽やかな秋晴れです!

さて、本日は私共の店舗にてご注文制作用にストックしてありますルースストーンの中からオーバルファセットカットされたロードナイトの結晶をご紹介いたします。

皆様はロードナイト(薔薇輝石)と言いますとどのようなものが思い浮かびますでしょうか?
たいていは下の写真のような不透明のピンクに黒いマトリックスが混ざって独特の柄が浮かんでいるものではないでしょうか?
ロードナイト.jpg

ロードナイトはマンガン鉱床の副産物のような石でマンガン由来の薔薇色のような美しいピンク色が特徴です。
ほとんどのロードナイトは不透明のピンク色ですが稀にファセットカットができるような透明感のあるものすごく鮮やかな蛍光ピンク色の結晶が形成されます。
今回ご紹介させていただきますのはそのような透明な蛍光ピンクのルースでございます。
ロードナイト結晶.JPG

こちらのロードナイトは1.59ctありますのでその鮮やかな色と相俟って非常に存在感がございます。
モース硬度は6前後、劈開が2方向に完全のためジュエリーなどにする場合少し扱いには注意したい石ではありますがこの鮮やかな色は他の石ではなかなかございません。
強いて挙げれば透明なロードクロサイト、ホットピンクスピネルといったところでしょうか、それでもやはり色合いが少し異なります。

もしお気に召しましたかたがいらっしゃいましたら随時ご注文制作承っております。
またもしこちらの記事をご覧いただきピンとくるものがあり我こそはと何らかの作品の制作に名乗りをお上げいただける作家様がいらっしゃいましたらぜひともご連絡くださいませ。
                                               店主
posted by アーシィア・ウィステリア店主 at 16:27| 東京 ☀| Comment(0) | 材料/マテリアル紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月12日

デンドライトターコイズ(パイロットマウンテン)

こんにちは、
東京都自由が丘のクラフトサロンEarthia Wisteriaの店主です。
http://www.earthia-w.com

先日の台風の影響はいかがでしたでしょうか?
本日未明にはまた東北地方で大きめの地震がございました。
突然の災害等には皆様もどうかお気をつけくださいませ。

さて、本日はジュエリー/アクセサリー用の素材といたしまして面白い珍品ターコイズのご紹介です。

ではまず写真をご覧くださいませ。
デンドライトパイロットマウンテンターコイズ.JPG
このターコイズはアメリカのネバダ州のパイロットマウンテン鉱山で採取されたもので樹脂などで硬化処理等はされていないものですがそれだけであれば特に何の変哲もないナチュラルターコイズです。
因みにこちらはターコイズといたしましてはパイロットマウンテンで採取されるターコイズの中でブルーオパールという種類に当たります。
ではどのあたりが珍品なのかと申しますとこちらはデンドライト/デンドリティックターコイズといいターコイズの中でマンガンの結晶がだんだんと成長したもので写真の石の表面全体に現れております黒い羊歯(シダ)のような模様がそれにあたります。
このデンドライトというものはターコイズだけに現れるものではなく他にも水晶などいくつかの鉱物にも見られますがかなり珍しい現象であることには変わりございません。
因みに水晶にデンドライトが入った石を使ったチョーカーもございますので併せてご参照くださいませ。
デンドリティッククォーツS字チョーカー
http://www.earthia-w.com/necklaces_pendants_chokers_34.html

ところでこちらのターコイズですが直径5cmほどある大きなもので形も微妙にイレギュラーなため店主といたしましてもどう使おうか思案中でまだ作品にはなっておりません。
もしお気に召しましたかたがいらっしゃいましたら随時ご注文制作承っております。
またもしこちらの記事をご覧いただきピンとくるものがあり我こそはと名乗りをお上げいただける作家様がいらっしゃいましたらぜひともご連絡くださいませ。
                                               店主
posted by アーシィア・ウィステリア店主 at 15:31| 東京 ☀| Comment(0) | 材料/マテリアル紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月13日

ワインレッドターフェアイト

こんにちは、
東京都自由が丘のクラフトサロンEarthia Wisteriaの店主です。
http://www.earthia-w.com

気持ちの良い春の週末皆様はいかがお過ごしでしょうか?

さて、本日はあるお客様よりのご注文制作品に使用いたします希少宝石「ターフェアイト」の中でも更に希少なワインレッドカラーのものをお客様よりのご了承をいただきましてご紹介させていただきます。

まずは主にスリランカで採取されます「ターフェアイト」について、、、
1945年にアイルランドのターフェ伯爵により発見されて以来半世紀強が経ちますが依然として世界で最も希少な宝石のひとつと言われておりますのが「ターフェアイト」です。
スピネルに非常に良く似た性質を持っていますがスピネルが単屈折であるのに対しターフェアイトは複屈折を示します。
また以前は判別不可能でしたが近年ではその近縁石「マスグラバイト」が「ターフェアイト」から更に区別されるようになりました、どちらも非常に希少なことには変わりございません。
硬度も8~8.5あり劈開も不完全なため実際十二分にジュエリーに使用可能なクオリティーであるにもかかわらず数自体が非常に少ないことから中々ポピュラリティーを獲得できず目下の所知る人ぞ知る希少石となっております。
また、この宝石の一般的な色は少しくすんだような落ち着いた紫色ですが淡い紫色やピンクなどもございます。
ピンクカラーのターフェアイトを用いたWGペンダントもございますので併せてご参照くださいませ。
http://www.earthia-w.com/necklaces_pendants_chokers_33.html

今回ご紹介させていただきます石は「ターフェアイト」といたしましてはほとんど見られない「ワインレッド」カラーのものでございます。
目にいたします機会の非常に少ない希少石の更に希少カラーで謂わば「超希少石」と言いましても過言ではないものですのでぜひとも写真をご覧くださいませ、、、
ターフェアイト.JPG
こちらはスリランカでカットされており石をなるべく大きくとるためか日本のカットと比べますと微妙に歪な部分もございます上に多少のインクルージョンも入ってはおりますがこの希少カラーで1.154ct.もありますことを考慮いたしましたらなんらこの石の評価を下げるものではございません。

こちらの「ターフェアイト」は近々工芸的なプラチナリングにセットされる予定でございます、その折にはまたこちらのお客様よりご了承をいただきました上でこちらのコーナーにて改めてご紹介させていただきますので引き続きご注目いただけましたら幸いです。

私共のクラフトサロンEarthia Wisteriaでは様々な希少宝石を用い私共ならでは工芸的なジュエリー/アクセサリーのご制作のお申し付けも随時承っておりますのでどのようなことでもご遠慮なくご相談くださいませ。
                                               店主
posted by アーシィア・ウィステリア店主 at 14:48| 東京 ☀| Comment(0) | 材料/マテリアル紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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