2014年09月14日

大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール追加作品

こんにちは、
東京都自由が丘のクラフトサロンEarthia Wisteriaの店主です。
http://www.earthia-w.com

皆様いかがお過ごしでしょうか?
オリバー・ピーパー氏の作品展http://earthia-w.seesaa.net/article/405125230.htmlの準備などで少しブログの更新が滞っておりました。

つい先日何度かに渡りご紹介させていただきました大島紬の生地に有松絞りを施したコラボレーションによるストールですが本日は追加でもう一点ご紹介させていただきます。これまでの作品と同じく鹿児島県の大島紬工房「大島紬 秀円」と愛知県の有松絞り工房「スズサン」による合作です。
それぞれの工房/会社のご紹介及び工芸の歴史なども掲載されておりますので初回の記事もその折の作品と併せてご参照くださいませ。
「大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール1」
http://earthia-w.seesaa.net/article/403127069.html
またこれまでの作品も併せてご参照くださいませ。
「大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール2、3、4、5、6」
http://earthia-w.seesaa.net/article/403282470.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/403449630.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/403616120.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/404598701.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/404814424.html

また今回の作品をご覧いただきます前に第1弾作品も併せてご覧くださいませ。
「大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ストール1〜4」
http://earthia-w.seesaa.net/article/392404191.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393153939.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393452265.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393752227.html
「大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ファブリック」
http://earthia-w.seesaa.net/article/394041565.html

さて、では作品をご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール25.JPG

今回の作品は「大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール1、http://earthia-w.seesaa.net/article/403127069.html」でご紹介させていただきました夏大島にやたら三浦絞りを施しました作品のマイナーチェンジ版でございます。
前回の作品は両ヘムに平行にやたら三浦絞りが施されておりましたが今回は少し斜めになるように絞りが施されております、また面積自体もより大きくなっております。

地になっておりますストールは非常にオーソドックスで伝統的な桜色の無地の「夏大島」でございます。
伝統的な大島紬といいますと色柄こそ多数ございますが生地の風合い自体はどちらかといえば少しペタッとしてシャリ感のあるものをご想像される方々が多いことと思います。
こちらの「夏大島」もそのような典型的なものの一つで経糸/横糸共にかなり細い絹糸を用いて織られておりますのでそのような風合いに加えて夏場も快適に着用できますように透けるような薄さを持っており非常に爽やかな肌触りの織物となっております、またそれぞれの糸が細いということは織り上げる手間もその分かかるということでもあります。

また今回は絞りの方も非常に伝統的な絞りの一つ「やたら三浦絞り」が施されております。
もともとは豊後(大分県)の三浦木綿に施されておりました絞りの技法の一つで江戸期に豊後から絞りの一大産地となっておりました尾張(愛知県西部)の有松・鳴海地区に伝わったといわれており同地区では当初大豆を生地に括って染めていたことから「豆絞り」と呼称されますこのような絞りを特に「三浦絞り」と呼び現在も大切にその技法が継承されております。
こちらの絞りはそのような絞り文様がランダムに飛んでおりますことから「やたら三浦絞り」の名前がついております。

実際に首に巻いたところの写真もご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール26.JPG

こちらのストールも幅広で大判のものですので首に巻いていただきますと非常に分量があり豪華です。
色は同じく黒に近い濃紺に鮮やかに桜色(こちらの方が夏大島紬の地色)の細かな絞り柄がストールの両端に浮かび上がっておりそれぞれ伝統的な大島紬の生地と有松絞りの柄であるにも関わらず落ち着いた中にも非常にインパクトのある作品に仕上がりました。
但しこちらは絞りが施されております両ヘムの面積が広いため首に巻いていただいた際の雰囲気がけっこう異なりますね!

一人でも多くの皆様に我が国の誇る2つの伝統工芸によるコラボレーションを知っていただきたく何度かに渡りご紹介させていただきましたがまた近く第3弾などもご紹介させていただくことと思いますので楽しみにお待ちくださいませ。
                                               店主

posted by アーシィア・ウィステリア店主 at 15:04| 東京 ☀| Comment(0) | 作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月03日

大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール6

こんにちは、
東京都自由が丘のクラフトサロンEarthia Wisteriaの店主です。
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皆様いかがお過ごしでしょうか?
過ごしやすい秋がやってまいりましたね。

ここ何度かに渡りご紹介させていただいておりました大島紬の生地に有松絞りを施したコラボレーションによるストールもひとまず今回でひと段落となります、本日は最後の第6弾をご紹介させていただきます。これまでの作品と同じく鹿児島県の大島紬工房「大島紬 秀円」と愛知県の有松絞り工房「スズサン」による合作です。
それぞれの工房/会社のご紹介及び工芸の歴史なども掲載されておりますので初回の記事もその折の作品と併せてご参照くださいませ。
「大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール1」
http://earthia-w.seesaa.net/article/403127069.html
またこれまでの作品も併せてご参照くださいませ。
「大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール2、3、4、5」
http://earthia-w.seesaa.net/article/403282470.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/403449630.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/403616120.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/404598701.html

また今回の作品をご覧いただきます前に第1弾作品も併せてご覧くださいませ。
「大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ストール1〜4」
http://earthia-w.seesaa.net/article/392404191.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393153939.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393452265.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393752227.html
「大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ファブリック」
http://earthia-w.seesaa.net/article/394041565.html

さて、では作品をご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール23.JPG
※今回の写真はフリンジ部分がまだ編み上げられていないものを急遽使用しておりますのでその部分はどうかご了承くださいませ。

今回の作品の地になっております柔らかな薄灰桜色(うすはいざくらいろ、灰味を帯びた薄い桜色)のストールは伝統的な大島紬とは少し異なり細い糸とやや太めの糸を用いて織り上げそれぞれの糸の強さの違いから縮む部分とそうでない部分ができ平織でありながら細かな亀甲文様が現れるため「亀甲平(きっこうひら)」と名付けられております現代大島紬の逸品です、従来の大島と比べ非常に薄く軽いため肌触りがとても柔らかく優しい風合いが特徴となっております。
第1弾の試作品ストール3、4にも同タイプの「亀甲平」ストールが使われておりますが今回のものはそれらとも少し異なり亀甲文様が少し違う現れ方をしておりますので併せて第1弾作品もご参照くださいませ。

こちらの大胆な半円文様の絞りは「唐松縫い絞り」と呼ばれており円型、角型、菱型などの独特な左右(上下)対称柄を真半分に折り文様の線にしたがって外側から順に何本も平縫いを施し固く締めることで防染を施し文様を染め残す技法です。
本来は大きな正円型文様になる絞りですがこちらのストールは敢えて大きな半円を対称的に両端に2つ施しております。

実際に首に巻いたところの写真もご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール24.JPG

シックな古代紫色の両端に淡い薄灰桜色(うすはいざくらいろ、灰味を帯びた薄い桜色、こちらの方が亀甲平大島紬の地色)の唐松縫い絞りによる大きな対称半円文様が大胆に染め残されており非常にインパクトのある作品に仕上がりました。

今回第2弾のシリーズは第1弾より幅広で大判のストールですので首に巻いていただきますと非常に分量があり豪華です。また肩から掛けていただき薄手のショールのようにもお使いいただけますので秋口からはとても重宝いたしますことと思います。

これらは伝統工芸という枠に捉われる以前に普通に1つのファッションアイテムといたしまして素晴らしく望んでも他ではなかなか手に入らない逸品でございます。
今回のシリーズは一人でも多くの皆様に我が国の誇る2つの伝統工芸によるコラボレーションを知っていただきたく6度にわたりご紹介させていただきましたがいかがでございましたでしょうか?
大島紬と有松絞りによるコラボレーション作品は今後も随時制作してゆきたいと思っておりますので引き続きご注目くださいましたら幸いです。
                                               店主
posted by アーシィア・ウィステリア店主 at 15:43| 東京 ☁| Comment(0) | 作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月30日

大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール5

こんにちは、
東京都自由が丘のクラフトサロンEarthia Wisteriaの店主です。
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皆様いかがお過ごしでしょうか?
最近は夏の暑さもいくらか和らいでまいりましたね。

さて、本日はお休み等で中断されておりましたが引き続き大島紬の生地に有松絞りを施したコラボレーションによるストール第5弾をご紹介させていただきます。これまでの作品と同じく鹿児島県の大島紬工房「大島紬 秀円」と愛知県の有松絞り工房「スズサン」による合作です。
それぞれの工房/会社のご紹介及び工芸の歴史なども掲載されておりますので初回の記事もその折の作品と併せてご参照くださいませ。
「大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール1」
http://earthia-w.seesaa.net/article/403127069.html
またこれまでの作品も併せてご参照くださいませ。
「大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール2、3、4」
http://earthia-w.seesaa.net/article/403282470.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/403449630.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/403616120.html

また今回の作品をご覧いただきます前に第1弾作品も併せてご覧くださいませ。
「大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ストール1〜4」
http://earthia-w.seesaa.net/article/392404191.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393153939.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393452265.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393752227.html
「大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ファブリック」
http://earthia-w.seesaa.net/article/394041565.html

さて、では作品をご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール21.JPG
※今回の写真はフリンジ部分がまだ編み上げられていないものを急遽使用しておりますのでその部分はどうかご了承くださいませ。

今回の作品の地になっております柔らかな薄藁色(うすわらいろ、薄い藁のような色)のストールは伝統的な大島紬とは少し異なり細い糸とやや太めの糸を用いて織り上げそれぞれの糸の強さの違いから縮む部分とそうでない部分ができ平織でありながら細かな亀甲文様が現れるため「亀甲平(きっこうひら)」と名付けられております現代大島紬の逸品です、従来の大島と比べ非常に薄く軽いため肌触りがとても柔らかく優しい風合いが特徴となっております。
第1弾の試作品ストール3、4にも同タイプの「亀甲平」ストールが使われておりますが今回のものはそれらとも少し異なり亀甲文様が少し違う現れ方をしておりますので併せて第1弾作品もご参照くださいませ。

こちらの波線のように見える絞りは「折り縫い絞り」と呼ばれており線そのものはどのような形状でも良いのですが描こうと意図する線にしたがって生地を山折りにしてその山の下を浅く折りたたみながら縫ってゆき固く締めることで防染を施し文様を染め残す技法です。
またその特徴的な技法から「つまみ縫い絞り」や「山縫い絞り」などとも呼ばれております。

実際に首に巻いたところの写真もご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール22.JPG

鮮やかの青竹色(あおだけいろ、鮮やかな青緑)の中に優しい薄藁色(うすわらいろ、薄い藁のような色、こちらの方が亀甲平大島紬の地色)の折り縫い絞りによる波線文様が何条も浮かび上がっており非常にインパクトのある作品に仕上がりました。

今回第2弾のシリーズは第1弾より幅広で大判のストールですので首に巻いていただきますと非常に分量があり豪華です。また肩から掛けていただき薄手のショールのようにもお使いいただけますので秋口からはとても重宝いたしますことと思います。

これらは伝統工芸という枠に捉われる以前に普通に1つのファッションアイテムといたしまして素晴らしく望んでも他ではなかなか手に入らない逸品でございます。
一人でも多くの皆様に我が国の誇る2つの伝統工芸によるコラボレーションを知っていただきたく次回も引き続き作品をご紹介させていただきますのでどうか楽しみにお待ちくださいませ。
                                               店主
posted by アーシィア・ウィステリア店主 at 17:08| 東京 ☁| Comment(0) | 作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月12日

大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール4

こんにちは、
東京都自由が丘のクラフトサロンEarthia Wisteriaの店主です。
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皆様いかがお過ごしでしょうか?
台風も過ぎ去り夏の暑い日々が戻ってまいりましたね。

さて、本日も前回に引き続き大島紬の生地に有松絞りを施したコラボレーションによるストール第4弾をご紹介させていただきます。これまでの作品と同じく鹿児島県の大島紬工房「大島紬 秀円」と愛知県の有松絞り工房「スズサン」による合作です。
それぞれの工房/会社のご紹介及び工芸の歴史なども掲載されておりますので初回の記事もその折の作品と併せてご参照くださいませ。
「大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール1」
http://earthia-w.seesaa.net/article/403127069.html
またこれまでの作品も併せてご参照くださいませ。
「大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール2、3」
http://earthia-w.seesaa.net/article/403282470.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/403449630.html

また今回の作品をご覧いただきます前に第1弾作品も併せてご覧くださいませ。
「大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ストール1〜4」
http://earthia-w.seesaa.net/article/392404191.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393153939.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393452265.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393752227.html
「大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ファブリック」
http://earthia-w.seesaa.net/article/394041565.html

さて、では作品をご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール19.JPG
※今回の写真はフリンジ部分がまだ編み上げられていないものを急遽使用しておりますのでその部分はどうかご了承くださいませ。

今回の作品の地になっております鮮やかな白緑色(びゃくろくいろ、薄青)のストールは伝統的な大島紬とは少し異なり細い糸とやや太めの糸を用いて織り上げそれぞれの糸の強さの違いから縮む部分とそうでない部分ができ平織でありながら細かな亀甲文様が現れるため「亀甲平(きっこうひら)」と名付けられております現代大島紬の逸品です、従来の大島と比べ非常に薄く軽いため肌触りがとても柔らかく優しい風合いが特徴となっております。
第1弾の試作品ストール3、4にも同タイプの「亀甲平」ストールが使われておりますが今回のものはそれらとも少し異なり亀甲文様が少し違う現れ方をしておりますので併せて第1弾作品もご参照くださいませ。

こちらの絞りはその文様が蜘蛛の巣のように見えることから「蜘蛛絞り」と呼ばれておりそれぞれの蜘蛛の巣の中心を細い鉤に引っ掛け引っ張った状態でその中心から適量の地を糸で細かくぐるぐる巻きに括ることで防染を施してから染め上げる絞りの技法で良くご覧いただきますとそれぞれの蜘蛛の巣の文様ががよくご確認いただけますことと思います。
またこの「蜘蛛絞り」は第1弾試作品の時に極細の生糸で非常に薄く織り上げた薄香色(うすこういろ)の大島のストールに同じ絞りを施したものがございます、上記リンクの試作ストール2に掲載されておりますので併せてご参照くださいませ。

実際に首に巻いたところの写真もご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール20.JPG

今回の作品は試作品ストール2と同じ「蜘蛛絞り」ですが試作品ストール2では蜘蛛の巣文様が全体にほぼ均一に入っておりましたのに対しこちらは文様が真ん中あたりはまばらに、両端に行くに従い密になるよう絞りが施されております。
実際に首に巻いていただきますと柄の入り方が非常に効果的なことがご実感いただけますことと思います。
縹色(はなだいろ、中濃度の藍色)の中に鮮やかに白緑色(びゃくろくいろ、薄青、こちらの方が亀甲平大島紬の地色)の蜘蛛の巣文様が浮かび上がっており落ち着いた中にも非常にインパクトのある作品に仕上がりました。

今回第2弾のシリーズは第1弾より幅広で大判のストールですので首に巻いていただきますと非常に分量があり豪華です。また肩から掛けていただき薄手のショールのようにもお使いいただけますので秋口からはとても重宝いたしますことと思います。

これらは伝統工芸という枠に捉われる以前に普通に1つのファッションアイテムといたしまして素晴らしく望んでも他ではなかなか手に入らない逸品でございます。
一人でも多くの皆様に我が国の誇る2つの伝統工芸によるコラボレーションを知っていただきたく次回も引き続き作品をご紹介させていただきますのでどうか楽しみにお待ちくださいませ。
                                               店主
posted by アーシィア・ウィステリア店主 at 15:23| 東京 ☔| Comment(0) | 作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月09日

大島紬と有松絞りの第2弾コラボレーションによるストール3

こんにちは、
東京都自由が丘のクラフトサロンEarthia Wisteriaの店主です。
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各地に爪痕を残した台風が過ぎ去ったと思いきやまた新たな台風が接近している模様です、南や西の方では既に暴風圏内かと思いますが皆様どうかくれぐれもお気をつけくださいませ。

さて、本日も前回に引き続き大島紬の生地に有松絞りを施したコラボレーションによるストール第3弾をご紹介させていただきます。これまでの作品と同じく鹿児島県の大島紬工房「大島紬 秀円」と愛知県の有松絞り工房「スズサン」による合作です。
それぞれの工房/会社のご紹介及び工芸の歴史なども掲載されておりますので初回の記事もその折の作品と併せてご参照くださいませ。
http://earthia-w.seesaa.net/article/403127069.html
また前回の作品も併せてご参照くださいませ。
http://earthia-w.seesaa.net/article/403282470.html

また今回の作品をご覧いただきます前に第1弾作品も併せてご覧くださいませ。
「大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ストール1〜4」
http://earthia-w.seesaa.net/article/392404191.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393153939.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393452265.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393752227.html
「大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ファブリック」
http://earthia-w.seesaa.net/article/394041565.html

さて、では作品をご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール17.JPG

今回の地になっておりますストールは前回作品と色違いのもので非常にオーソドックスで伝統的な黄檗色(きはだいろ、きわだいろ)の無地の「夏大島」でございます。
伝統的な大島紬といいますと色柄こそ多数ございますが生地の風合い自体はどちらかといえば少しペタッとしてシャリ感のあるものをご想像される方々が多いことと思います。
こちらの「夏大島」もそのような典型的なものの一つで経糸/横糸共にかなり細い絹糸を用いて織られておりますのでそのような風合いに加えて夏場も快適に着用できますように透けるような薄さを持っており非常に爽やかな肌触りの織物となっております、またそれぞれの糸が細いということは織り上げる手間もその分かかるということでもあります。

こちらの縦縞模様の焦茶色の絞りは「手筋絞り」と呼ばれており生地を棒状に丸め込んで糸で細かくぐるぐる巻きに括ることで染料に触れない内側部分と触れる外側部分を作り出しその染色された部分が「筋」のように見えることからこのように名づけられた絞りの技法で良くご覧いただきますと糸の跡が残っておりますことがご確認いただけますことと思います。
またこの「手筋絞り」は第1弾試作品の時に横糸にスラブ糸を用いた桜色の大島のストールに同じ絞りを施したものがございます、上記リンクの試作ストール1に掲載されておりますので併せてご参照くださいませ。

実際に首に巻いたところの写真もご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール18.JPG

黄檗色の優しい地色に焦茶色の手筋絞りの縦縞がとても効果的なコントラストとなっており目にも非常に鮮やかなストールとなっております。

今回第2弾のシリーズは第1弾より幅広で大判のストールですので首に巻いていただきますと非常に分量があり豪華です。また肩から掛けていただき薄手のショールのようにもお使いいただけますので秋口からはとても重宝いたしますことと思います。

これらは伝統工芸という枠に捉われる以前に普通に1つのファッションアイテムといたしまして素晴らしく望んでも他ではなかなか手に入らない逸品でございます。
一人でも多くの皆様に我が国の誇る2つの伝統工芸によるコラボレーションを知っていただきたく次回も引き続き作品をご紹介させていただきますのでどうか楽しみにお待ちくださいませ。

またこちらの作品「木檗色の夏大島に焦茶色の手筋絞りのコラボレーションストール」はEarthia Wisteriaにて実物を直接お手に取ってご覧いただけますのでお近くの皆様はぜひとも足をお運びくださいませ。
                                               店主
posted by アーシィア・ウィステリア店主 at 15:56| 東京 ☁| Comment(0) | 作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする