2014年04月04日

大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ストール4

こんにちは、
東京都自由が丘のクラフトサロンEarthia Wisteriaの店主です。
http://www.earthia-w.com

昨日の雨もすっかり上がり今日の東京は晴れ、何とも気持ちの良い春の一日が戻ってまいりました。

本日も前回に引き続き大島紬の生地に有松絞りを施したコラボレーションによる試作ストールをご紹介させていただきます。これまでの試作品と同じく鹿児島県の大島紬工房「大島紬 秀円」と愛知県の有松絞り工房「スズサン」による合作です。
それぞれの工房/会社のご紹介及び工芸の歴史なども掲載されておりますので最初の記事もその折の作品と併せてご参照くださいませ。
http://earthia-w.seesaa.net/article/392404191.html
また、前々回、前回の作品も併せてご参照ください。
http://earthia-w.seesaa.net/article/393153939.html
http://earthia-w.seesaa.net/article/393452265.html

ではまず今回の作品の写真をご覧ください。
大島紬×有松絞りストール10.JPG
今回の試作品の地になっております鮮やかな若草色のストールは前回の紅梅色の大島紬と同じく「亀甲平(きっこうひら)」と名付けられております現代大島紬の逸品です。
こちらは伝統的な大島紬とは少し異なり細い糸とやや太めの糸を用いて織り上げそれぞれの糸の強さの違いから縮む部分とそうでない部分ができ平織でありながら細かな亀甲文様が現れることがその最大の特徴となっております。

アップの写真もご覧ください。
大島紬×有松絞りストール11.JPG
アップにいたしますと生地全体に現れております細かな亀甲文がお分かりいただけますことと思います。
今回の一見絞りのようには見えない大胆な絞りは「染め分け帽子絞り」と呼ばれておりますものでちょうど染め分けたい境界になる部分を糸で細かくぐしてゆき染色液がそれより上に上がらないようきつく絞り上げた状態で下半分を桶の中の染色液浸すことによって染め分けを施す「桶絞り」の一種でちょうど色の違う帽子を被せたように見えますことからこの名前が付いております。
染め分けられた焦茶色と地色の若草色がはっきりとしたコントラストをなしており非常にインパクトがございます。

実際に首に巻いたところの写真もご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール12.JPG
染め分けられた2色の内お好みの色、もしくはちょうど染め分けられた部分などお好きな部分を見せていただくことができますので様々な巻き方をお楽しみいただけますことと思います。
前回の試作品と同じくこちらも比較的大判サイズですが生地自体が非常に薄く柔らかいためストールといたしましてもその大きさを持て余すことはおそらくございません上に大きく肩から掛けていただき薄手のショールのようにもお使いいただけますのでこれからの季節にはとても重宝いたしますことと思います。
こちらもまた伝統工芸という枠に捉われる以前に普通に1つのファッションアイテムといたしまして素晴らしく望んでも他ではなかなか手に入らない逸品でございます。

まだこちらは試作段階ではありますがクオリティーといたしましては申し分なく一人でも多くの皆様に我が国の誇る2つの伝統工芸によるコラボレーションを知っていただきたく次回も続けて試作品をご紹介させていただきますので引き続きご注目くださいましたら幸いです。
展示販売可能な作品も近日中には完成いたしますのでご期待くださいませ!
                                               店主





posted by アーシィア・ウィステリア店主 at 15:30| 東京 ☀| Comment(0) | 工芸/クラフト紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: