2014年04月01日

大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ストール3

こんにちは、
東京都自由が丘のクラフトサロンEarthia Wisteriaの店主です。
http://www.earthia-w.com

今日の東京は晴れ、とても気持ちの良い春の一日です。
先日はあいにくの雨でしたが桜もそれほど散ることなく今も美しく咲き誇っております。

本日は前回に引き続き大島紬の生地に有松絞りを施したコラボレーションによる試作ストールをご紹介させていただきます。これまでの試作品と同じく鹿児島県の大島紬工房「大島紬 秀円」と愛知県の有松絞り工房「スズサン」による合作です。
それぞれの工房/会社のご紹介及び工芸の歴史なども掲載されておりますので最初の記事もその折の作品と併せてご参照くださいませ。
http://earthia-w.seesaa.net/article/392404191.html
また、前回の作品も併せてご参照ください。
http://earthia-w.seesaa.net/article/393153939.html

ではまず今回の作品の写真をご覧ください。
大島紬×有松絞りストール7.JPG
今回の試作品の地になっております鮮やかな紅梅色のストールも伝統的な大島紬とは少し異なり細い糸とやや太めの糸を用いて織り上げそれぞれの糸の強さの違いから縮む部分とそうでない部分ができ平織でありながら細かな亀甲文様が現れるため「亀甲平(きっこうひら)」と名付けられております現代大島紬の逸品です。
こちらも従来の大島と比べ非常に薄く軽いため肌触りがとても柔らかく優しい風合いが特徴となっております。

アップの写真もご覧ください。
大島紬×有松絞りストール8.JPG
アップにいたしますと生地全体に現れております細かな亀甲文がお分かりいただけますことと思います。
今回の絞りはその文様が無数の太陽と竜巻が起こす風の組合せのように見えることから「日の出竜巻絞り」と呼ばれておりストールを首に巻いていただきますと日の出文様が両端に、竜巻文様が首に巻かれているあたりに来ますような意図のもと絞りが施されております。
これまでと今回の試作の相違点といたしましてはこれまでの2点のように染色で新たな色を加えるのではなく絞りを施したのち抜染液に浸し絞りが施されていない部分の紅梅色の地色を薄くしておりますことが挙げられます。この部分に新たに染色を施し別色を加えることも可能ですが今回は抜染の加減が絶妙でちょうど良い具合にごく淡い桜色になっており作品全体のイメージにも良くマッチしておりますので抜染のみの状態で留めております。

実際に首に巻いたところの写真もご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール9.JPG
先ほどご説明させていただきました通り首に巻いていただきますとちょうど良いバランスで両端に日の出文様が現れとても効果的です。
またこちらは比較的大判サイズですが生地自体が非常に薄く柔らかいためストールといたしましてもその大きさを持て余すことはおそらくございません上に大きく肩から掛けていただき薄手のショールのようにもお使いいただけますのでこれからの季節にはとても重宝いたしますことと思います。
こちらもまた伝統工芸という枠に捉われる以前に普通に1つのファッションアイテムといたしまして素晴らしく望んでも他ではなかなか手に入らない逸品でございます。

まだこちらは試作段階ではありますがクオリティーといたしましては申し分なく一人でも多くの皆様に我が国の誇る2つの伝統工芸によるコラボレーションを知っていただきたくあと数回にわたり試作品をご紹介させていただきますので引き続きご注目くださいましたら幸いです。
展示販売可能な作品も近日中には完成いたしますのでご期待くださいませ!
                                               店主







posted by アーシィア・ウィステリア店主 at 14:54| 東京 ☀| Comment(0) | 工芸/クラフト紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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