2014年03月30日

大島紬と有松絞りのコラボレーションによる試作ストール2

こんにちは、
東京都自由が丘のクラフトサロンEarthia Wisteriaの店主です。
http://www.earthia-w.com

今日の東京は雨模様です。
先日桜の開花宣言がありこの週末はちょうど満開の時期かと思いますがこの雨で散ってしまわなければよいのですが、、、。

前回はオーディオコンサートのお知らせ記事が挟まりましたが本日からまた引き続き大島紬の生地に有松絞りを施したコラボレーションによる試作ストールをご紹介させていただきます。最初の試作品と同じく鹿児島県の大島紬工房「大島紬 秀円」と愛知県の有松絞り工房「スズサン」による合作です。
それぞれの工房/会社のご紹介及び工芸の歴史なども掲載されておりますので最初の記事もその折の作品と併せてご参照くださいませ。
http://earthia-w.seesaa.net/article/392404191.html

まずは写真をご覧ください。
大島紬×有松絞りストール4.JPG
今回の試作品の地になっております淡い薄香色のストールも伝統的な大島紬とは少し異なり極細の生糸で非常に薄く織り上げた現代大島紬と呼べる逸品です。
生糸とは蚕の繭から引き出したかろうじて目視可能な位の極細の繭糸を数本揃えて繰糸の状態にしたままの絹糸のことを言いこの段階でもまだ時に目視困難なほど極細です。
そのような生糸を用いておりますので従来の大島と比べ非常に肌触りが柔らかくまるで天女の羽衣を思わせるような透けるように薄く軽い風合いが特徴となっております。

アップの写真もご覧ください。
大島紬×有松絞りストール5.JPG
こちらの絞りはその文様が蜘蛛の巣のように見えることから「蜘蛛絞り」と呼ばれておりそれぞれの蜘蛛の巣の中心を細い鉤に引っ掛け引っ張った状態でその中心から適量の地を糸で細かくぐるぐる巻きに括ることで防染を施してから染め上げる絞りの技法でこのようにアップにいたしますとそれぞれの蜘蛛の巣の文様ががよくご覧いただけますことと思います。
以前ご紹介いたしました「手蜘蛛絞りヴェルヴェットショール」http://earthia-w.seesaa.net/article/384979788.htmlもほぼ同じ絞りの技法ですがそちらは文様の飛び方などが若干異なりますことと絞りを施したのち一度抜染し地色を落としてからその部分に新たに別の色で染色を施しております点で今回の作品とは若干技法が異なります。

実際に首に巻いたところの写真もご覧くださいませ。
大島紬×有松絞りストール6.JPG
薄香色の無数の蜘蛛の巣がほぼ反対色の常盤色の中で非常に目に鮮やかです。
また繊細な生地の透け感がとても優しくにもこれからの季節には非常に重宝いたしますことと思います。
こちらもまた伝統工芸という枠に捉われる以前に普通に1つのファッションアイテムといたしまして素晴らしく望んでも他ではなかなか手に入らない逸品でございます。

まだこちらは試作段階ではありますがクオリティーといたしましては申し分なく一人でも多くの皆様に我が国の誇る2つの伝統工芸によるコラボレーションを知っていただきたくあと数回にわたり試作品をご紹介させていただきますので引き続きご注目くださいましたら幸いです。
展示販売可能な作品も近日中には完成いたしますのでご期待くださいませ!
                                               店主





posted by アーシィア・ウィステリア店主 at 14:36| 東京 ☁| Comment(0) | 工芸/クラフト紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: