2014年01月12日

有松「手蜘蛛絞り」ヴェルヴェットショール

こんにちは、
自由が丘のクラフトサロンEarthia.Wisteriaの店主です。
http://www.earthia-w.com

ここのところかなり寒い日が続きますが皆様お風邪などひいてはおられませんでしょうか?

さて、本日は新年最初の新入荷作品といたしまして有松絞りによる「手蜘蛛絞り」ヴェルヴェットストール/ショール(38000円)をご紹介させていただきます。

因みに店主の出身地は愛知県の豊田市のはずれの方なのですが我が国有数の絞りの産地として知られる名古屋市の有松(ありまつ)、鳴海(なるみ)地域は車で40分位の辺りにあり近いせいか店主も子供の頃から絞りは親しみのあるものでございました。

有松、鳴海絞りの歴史は深く宿場町として知られるこの地域では江戸時代初期にはすでに三河木綿などに絞りを施し手拭いや浴衣などを生産していたという記録が残っておりその後豊後の三浦絞りの技法なども伝わり飛躍的な発展を遂げ以来この地では400年の長きにわたり絞りの技と伝統を伝えています。

今回の作品は世界的にも著名なブランド「スズサン」を生み出す有松絞りの工房により制作されております。
「スズサン」は有松アトリエだけでなくドイツのデュッセルドルフにも拠点を置きヨーロッパの著名な各メゾンなどにも絞りのファブリックを提供しており色々な分野の伝統工芸が衰退してきている我が国の現状の中で非常に活発な活動を続けており既にブランドとして世界的な名声を獲得している数少ない伝統産業の工房/会社の一つです。

そのような著名ブランドを手掛ける工房を私共が改めてご紹介する必要もないのかもしれませんが地元の伝統産業がこのような活発な活動を続けていることはやはり店主にとりましても非常に誇らしい事でございます。
私共のクラフトサロンは現在100を超える各分野の手仕事の工房や作家様より作品の制作協力を受けておりますのでこの有松絞りを色々な織物に施せば絞りと織物の技が融合した私共ならではの新たなコラボレーションを生み出すことができるのではないかと思っております。
また店主自身もクチュリエですので個人的にも絞りのファブリックには色々なインスピレーションを掻き立てられます。
微力ではございますが私共クラフトサロンの長所がそれぞれの伝統産業の可能性を少しでも拓くものであればこれほど嬉しいことはございません。

では今回の「手蜘蛛絞り」ストール/ショールをご覧ください。
有松絞ヴェルヴェットショール1.JPG
絞りの文様がちょうど蜘蛛の巣のように見えることから「手蜘蛛絞り」と呼ばれる伝統技法で非常に高い技術を必要とするものです。

首に巻いた所もご覧くださいませ、、、
有松絞ヴェルヴェットショール2.JPG
こちらは黒いヴェルヴェットに手蜘蛛紋になるよう糸でしっかりと括ってゆく非常に手間のかかる絞りの工程の後にまず抜染を施しもとの黒色を抜き去り更にそれを茶色の染料で染め直すという離れ業がなされております。
38000円は決して安い価格ではございませんがそのような工程を考えますとむしろ安すぎるのではないかと感じるくらいでございます。

因みにこちらは約180×50cmとかなり大判ですので肩から掛けてショールのようにお使いいただくことも可能です。
有松絞ヴェルヴェットショール3.JPG
色はブラック/ブラウンでどちらかといえば落ち着いた色合いの筈なのですがヴェルヴェットならではの美しい光沢と手蜘蛛絞りの大胆な柄のせいか着用いたしますと非常にインパクトのあるストール/ショールとなっておりますのでぜひともEarthia Wisteriaにて実物をお試しくださいませ、絞りの技術云々以前に一つの作品として素晴らしい正に本物と呼べる逸品です!

有松絞りの技を用いた新たなコラボレーション作品完成の折にはまたこちらのコーナーにてご紹介させていただきますので引き続きご注目くださいましたら幸いです。
                                               店主

posted by アーシィア・ウィステリア店主 at 15:52| 東京 ☀| Comment(0) | 新入荷 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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